メリーランスは長年ドキュメンタリー映画を撮り続けてきたアメリカ人作家として知られています。 彼女の作品はモントリオール映画祭やシカゴ映画祭で受賞、特に最近の作品「Artist at Work」はアメリカフイルム映画祭においてブルーリボン賞やゴールデンイーグル賞を受賞し、全米の美術館や公共メディアから注目されました、多くの作品がアーカイブに収蔵されています。
このドキュメンタリー映画は、藍の文化、経済、歴史、復興、グローバルな視点からとらえた現代の藍の物語です。
イギリス、アメリカ、アフリカ、インド、バングラデシュ、日本、メキシコ、エルサルバドル、各国の藍の現場に足を運び、映像とインタビューで構成する貴重な記録映画です。欧米で放映され大きな反響を呼んでいます。
日本からは、ウイットワース美術館における新道弘之のインスタレーションや美山の工房における藍染の様子、滋賀県野洲の紺九、播磨藍のすくも作りなどが紹介されています。
「ちいさな藍美術館」では藍に関心を寄せる日本の方にも是非みていただきたく、この映画の全シナリオを翻訳しました。